がんの症状と一口に言っても、どんながんになるかによって、症状も多種多様です。たとえば、女性特有のがんである乳がんを考えてみると、乳房にへこみやひきつれができたり、しこりができたり、乳頭から血液や分泌液が出たりします。これらの症状ががんであることを告げるものであることが、かなりの割合を占めていることは、今ではよく知られているところです。
他に女性のがんといえば子宮体がんや子宮頸がんですが、どちらも症状の一つに不正出血があります。不正出血がだらだらと続くようなら、すぐに婦人科を受診した方がよいのですが、女性には月経がありますから、月経の異常かなと自分を納得させ、なかなか羞恥心から婦人科を受診しづらく、がんであることに気づかないこともままあると言います。
最近男女ともに増えている大腸がんについていうと、増えてきた一番の理由は、食の欧米化だと言われています。動物性脂肪の摂りすぎが原因と言われていますが、症状としては血便がでる、がん細胞によって肛門がふさがれ、細長い便しか出なくなるなど、便そのものと排便の感覚が変わることにより、がんの症状を疑うことができるようです。
また、相変わらずがんの死亡原因のトップとされる胃がんの場合、胃の不調に似た症状が現れます。単に胃が荒れていると感じ、胃薬を飲むことで紛らわそうとしても、長期間続くようであれば、それはがんの症状かもしれないと疑ったほうがいいということになると思います。